マツエクサロンの美容所登録について
マツエクサロンをOPENするためには、
美容所登録をしないといけません。
美容所登録について、ネットや保健所へ行くと簡単に調べることはできますが、細かな詳細を書こうと思います。
マツエクサロンの美容所登録はどこに問い合わせる?
美容所登録は各地域の保健所の”生活衛生課 環境衛生担当”で対応してくれます。
私はまず相談するために事前に電話しました。
※朝8時に電話して快く8時半から来ていいですよ、と言ってくれました ^ ^
事前相談をしたほうがスムーズなので、必ずしたほうがいいです。
保健所の申請に必要なもの
八王子市の保健所の場合、申請に必要なものは下記になります。
※自治体により若干変わる可能性があるので事前相談必須です。
①開設届
②構造設備の概要
⇒施設の平面図・施設付近の見取図
③従業者名簿
⇒有資格者の免許証(本証提示)
⇒有資格者は医師による診断書(結核・伝染性皮膚疾患の有無がわかる、3 か月以内のもの)
⇒管理美容師の講習修了証:有資格者が複数人いる場合(本証提示)
④検査手数料(24,000 円)
⑤開設者が法人の場合:法人の登記事項証明書(6 か月以内)(原本提示)
⑥開設者が外国人の場合:住民票の写し(国籍の記載があるもの)
一つずつ解説しますね。
①開設届
⇒これは申請書になるので、保健所に行った時に貰います。
事前相談時に貰いましょう!
②構造設備の概要(施設の平面図・施設付近の見取図)
⇒平面図は物件の見取り図的なもので、手書きでOKです
⇒Googleなどで検索し、お店の場所がわかるものを印刷した物でOK
③従業者名簿
⇒美容師免許など必要ですね
⇒診断書も事前に病院で貰いましょう
④検査手数料
⇒自治体により異なるのかもしれませんが、大きな変動はないかと。
⑤開設者が法人の場合:法人の登記事項証明書
⇒個人の場合は不要です。法人なら登記手続きをした法務局にいって取得しましょう。
⑥開設者が外国人の場合:住民票の写し
⇒そのままですね ^-^
事前相談にいくと、「美容所の手引き」という冊子をもらえるので、
そこに詳細は書いてありますし、担当の方に詳しく伺えます。
そして、こちらの書類を受け取る際に、店舗へ検査をしに来てもらう、立ち入り検査の日にちを決めておきました。
スムーズに開設を進めるために段取りが大事なんですね。
私のお店の場合は、天井、トイレ、看板、床の改装工事をしていたので工事の日程表を見ながら、施工終了日の3日後に来てもらえるように、検査日を予約しておきました。
万が一日程通りに工事が進まなくても電話でその旨を伝え、日にちの変更をすることは可能だということでした。
そして、その際にわからないことがあれば(消毒用の入れ物はどんな物じゃないといけない等)、細かい質問にも答えてくれるので、そこで確認してから準備をするととても効率的に準備ができます。
保健所の検査項目
書類が通った後の実地調査でチェックされるものとして
- 施術を行う床面積が、一部屋あたり13㎡以上であるか
- 水道設備が整っているか(マツエクサロンの場合は流しが一つあれば可)
- 施術を行う場所の照明が100ルクス以上である(作業場のみ)
- 汚物箱と毛髪箱がそれぞれ蓋つきであるか(美容室ではなくマツエクサロンであっても必須)
- 消毒設備が設けられているか
- 作業場と待合の場所が明瞭にわかれているか
などがあります。
ちなみに八王子の「美容所の手引」だと
こんな感じ!
作業室と待合の場所を明瞭にわけなくてはいけない
という項目がありますが、こちらについては完全に区切る仕切りなどが必要なのだと思っていましたが、押したりしても簡単に動かないものであれば重たい本棚や、テーブルなどでも構わないということでした。
必ずしも天井まであるしっかりとしたパーテーションではなくて良いということです。
天井まで区切ってしまうパーテーションだと、エアコンの風が奥の方まで効かなくなってしまうのではないかと心配していたので安心しました。
当店ではこちらを2つつなげて使用しています。
天井部分が空いていて空調も遮られず、目隠しにもなり作業場と待ち合いをわけられるようにしました。
ちなみに、作業場と待ち合いはしっかりと分かれてなければならないため、パーテーションや仕切りがある側に待ち合いのソファーや椅子を置くのがおすすめです。
そうすることで、作業場として測られる13㎡の範囲が多く確保できます。
店内にはゴミ箱は2つ、蓋付きであればどんなものでも大丈夫でした。
消毒に関しては、器具(ツイザーなど)を消毒する用の入れ物、未消毒のものを入れておくもの、洗い終わった器具を入れておくものの3つが必要となります。
しっかりとしたホーローやステンレス製のものを検討していたのですが高額なものが多く
悩んでいたのですが、タッパーでも代用可能でした。
洗った後に入れておくものの容器には下にタオルなどを敷いてあれば、バッチリです。
保健所の検査の様子
立ち入り検査に関しては2名の調査員の方が来ました。
時間はお店の広さなどにもよると思いますが大体20分程度で終わります。
検査の際に、もし何か引っかかってしまっても、また再検査をすることは可能なのと、
著しく何かが足りない(待ち合いの椅子がない、水道が1つもないなど)などでなければ、後日許可証を取りに行く時に直したものを写真で撮っておき、受け取る際に見せれば大丈夫です。
寛容に対応してくださり助かりました。
私は、作業場としてのスペースが(13㎡)足りてなかったのですが、レイアウトを変えれば大丈夫だったので受け取る際に見せて、許可証をもらうことができました。
以上が美容所の開設届に関するものになります。
ネットを調べて難しそうだなぁと感じていても、保健所の方と相談しながら進められるので、安心して大丈夫です。ただ時期によっては対応や検査日の予約などスムーズにいかない可能性もあるので、日程に余裕をもって動くことが肝心ですね ^ ^